悩殺ヒュー・グラント「ラブソングができるまで」

軽薄男をやらせたら右に出るものがいない最近のヒュー・グラント。「もう、俳優なんて飽き飽き!」と豪語していたわりには、あっさりラブコメディに登場。

80年代に人気を博した男性デュオの「POP」。これがまた、曲調といい歌い方といいコスチュームといい、「ワム」そのもの。いつもシニカルなあのヒュー・グラントがワムって歌って踊っちゃいます。その後、すっかり過去の人となってしまったディオの片割れアレックス(H・グラント)は、どさ回りの日々。クラブで歌ったり、遊園地で歌ったり。でも、その過剰なまでの腰振りダンス(途中でギックリ腰になるし)が、なんともあか抜けずイタイタしくさえあって、かなり笑えます。

そんな落ち目のアレックスが、部屋に植物の水やりにきた女の子とひょんなことからラブソングを作りつつ再生してゆくお話。

見どころといえば、やっぱりH・グラントの腰振りダンス。これにつきます(笑)。彼が劇中で作曲したラブソングは、どこか懐かしくって映画が終わる頃には思わず口ずさんでしまいそう。映画館をあとにしながら、腰振りダンスをしないようご注意を!!
涙壷度(どれだけ泣けるか):☆☆☆☆☆(ゼロ)    笑ってください!