14-11-15 あなた専用、セキュリティシステムって?

「アマゾンさんは玄関、2号さんはリビング・・・」そんな セキュリティ住宅のCM がありましたね。ご本人を守るのは何号さんなんでしょ?

こんなにたくさん仮面ライダーを雇わなくっても、じつはわたしたち一人ひとりには専属のボディガードというか、セキュリティシステムがすでに備わっています。

でも、使い方を習ったことがないし、そもそもその存在を教えてもらったことがないので、活用されているとはいえません。そこらのセキュリティシステムやナビシステム、検索システムよりもずっと優秀で、いったんこのシステムの威力を知ったら、他に頼ることは意味がないとさえ感じるほど頼もしいのです。

まず間違うことはないし、それは過去( &過去生)・現在・未来( &未来生)のすべてを見通して、まわりの状況も考慮したうえで、いちばんベストな判断や選択を示してくれます。だから、そのときだけうまくいくのではなくあとあとの人生までたやすくなるし、またかかわるすべての人が恩恵を受けることができる、そんないちばんいい選択をはじきだしてくれるのです。

そんな都合のいいシステムって?!

それは ・・・ 「ハイヤーセルフ」と呼んでもいいし、「高い自己」、「スピリット」、「天使さん」、あるいは「直感」と呼んでもいいのですが( そもそも名前がない・・・)、ただそれが存在していることを知っていて、その力を信頼している人にしか使いこなせないのが難点。

使い方は簡単。いつもスイッチはオンになっているので、ただその存在がいてくれることを認識して、そちらにこころを向けて、その存在にお願いしたいことを伝えるだけ。あとは静かにじっとお答えを待ちます。必ず答えがやってくるという確信をもって。

いったんたずねれば、誤作動することもなく、確実に、必ず、すぐにお答えが返ってきます。

その働きはとても優秀で、またパワフルなのですが、わたしたちの「意志」を邪魔しないようにと、とてもひかえめにしてくれています。いつもスイッチは入っているにしても、「わたし、自分で全部やりたいんです」という人の意志を尊重して、お呼びがかかったときだけ積極的に働いてくれます。だから、自ら「お願いする」ことがとても大切。そしてお願いしたら、そのお答えを受けとるときの繊細さも必要です。

そのお答えはやさしく穏やかなエネルチーなので、怖れやネガティブな気持ちという強い感情には簡単にかき消されてしまうからです。だから、自分の感情をていねいに感じることが上手になればなるほどキャッチしやすくなります。高い存在からくるエネルギーは、わたしたちの感情よりもさらに繊細なエネルギーなのです。

お答えのやってき方は、さまざま。自分のなかに「穏やかな確信」あるいは「打ち消すことができないポジティブなおもい」としてやってくるとこともあるし、あるいはまわりの人を使って伝えられることもあります。だから、自分のまわりの人の言葉に注意している必要もあるのです。

あるいは、カフェで隣に坐った人たちのおしゃべりの声がたまたま耳に入って、それが答えになっていることもあるし、またふとつけたテレビのキャスターが話していることの中にあるかもしれません。本の中に、新聞の中に ・・・ 目にはいるもの、耳に聞こえること、すべてがメッセージにあふれてきます。そうなると、しっかりと守られて、導かれているのを感じられるようになります。

いったんたずねたら、答えを受けとると決めてわくわくして待つ ... そうするときっと気づきやすくなります。たまに、たずねたことをすっかり忘れてしまったりすると、答えがきていてもまったく気づかずじまいになってしまうこともあります・・・(汗)。

このシステムで提供されるサービスはいろいろ。「人生のナビシステム」だったり、どんなお問い合わせにも対応可能な「検索システム」や「未来予知システム」、どんな危険からも守ってくれる「セキュリティシステム」などなど。わたしたちが受けとれる分だけ、受けとることができます。

どんどんたずねる習慣ができると、どれだけその答えが正しくて、また安心できるものであり、問題を確実に解決してくれるのかもわかってきます。そうすると、きっともっともっと自分のセキュリティシステムを活用したくなって、その結果を見ることによってさらに信頼が深まって、さらに導かれる ・・・ という好循環ができあがります。

自分の不確かな判断よりもずっと安心!確実!うまくいく!

自分がまだこのセキュリティシステムを活用できていなかった頃、それはまるで暗闇の中を手さぐりであっちこっちにボコボコぶつかりながら歩いていて、道ではない道をゆき、植えこみのなかを傷だらけになりながらむりやりに歩いていたようにさえ感じます。

このセキュリティシステムはおっきな懐中電灯、いえ、もっとパワフル、サーチライトつきの自動運転の乗りものに乗って、おまかせして安全に運ばれている感じ。

そして自分がどんどん人生のハンドル、人生のコントロールを手放すことができるようになってくると、自分の判断でヘタに干渉しないことが人生の「安全運転」にとってなによりも大切なことだったとわかるようになります。

いまさらながら、わたしって人生の運転の仕方を知らないたんなる暴走族だったのね〜、と反省。自分の判断でつっぱしっていたときには、自分も傷だらけだったし、周りに大迷惑だったのでした・・・汗。

 

 

「気づきの日記」バックナンバーはこちら: 古川 貴子/ヒプノセラピスト・心理カウンセラー