20-11-12 正しいからだのいたわり方

 

A: 体調がすっきりしない日々がつづいています。いろいろためしても回復しません。

Q: からだの調子がわるいとき、わたしたちはからだの面倒を見ようと一生懸命からだにかまってしまいます。

あれを飲んで、これを食べて、ああして、こうして、とこころを砕きます。

でも、これが落とし穴だったりします。

からだの不調をよりリアルにするべくエネルギーを注いでしまっています。

私たちは「からだ」ではなく「意識(いのち)」なので、からだの面倒をせっせと見てもほんとうの自分をいたわっていることにはならないのです。

からだは自分という広大な意識にある針の穴のようなもの。

なぜ穴なのか?・・・ それは、そこにエネルギーを傾けても傾けても、ぜんぶダダもれ状態になるからです。つまり、穴、ザルなのです。

自分がカバンをもっているイメージをしてみましょう。カバンをもっている自分とは意識である自分であり、カバンはからだです。

カバンをいくらみがいても、自分が元気いっぱいにならないのと同じなのです。

可愛がる場所をまちがってしまっています。

それよりも、自分のいのちである意識の広がりに気づいてあげましょう。そこをもっと大切にしてあげましょう。

静かに目を閉じて、すでにそこにある自分の意識の広がりに気づいてみましょう。ただそのなかにくつろいでみましょう。は〜っと息を吐きながら安らいでみましょう。

まるで温泉に入ったように、そのスペースへと自分を解放してあげます。

「ああ、気持ちがいい♡」と感じたら、どんどん広がってみましょう。いままで肩に力が入っていたことに気づくかもしれません。

そして、ただその状態を楽しんでみましょう。

楽しんでいると、その広がりがリアルになって楽しさがましてきます。また、軽くなると同時に、光を感じるかもしれません。

これが、自分のいのちをいたわってあげる簡単な方法です。自分を正気にし、元気にしてあげることができます。

「おかえりなさい」と、迷いでていたこころを迎えてあげてください。

からだの調子が悪いときには、「調子が悪い」ということに抵抗しようとするのではなく(抵抗するということは、それが自分よりも力があると信じてしまっています)、

ただこの広がりに気づいてくつろぐ時間をとってみましょう。

その広がりを十分に味わったら、それからいつも自分がしている健康法や、そのときひらめいたことをしてみるとよいと思います。

正しい自分を正しい方法でいたわってあげることで、自分のからだ、自分の世界の調子がよくなってきます♡

 

 

「気づきの日記」バックナンバーはこちら: 古川 貴子 ヒプノセラピーカウンセリング