お茶の間シネマトーク「舞妓さんちのまかないさん」

古川貴子のブログ、ヒプノセラピー/カウンセリング

最近お気に入りのドラマ「舞妓さんちのまかないさん」は、是枝裕和監督の作品です。

人間模様があたたかくてほっこりするし、古都の街なみや四季は美しく、舞妓ちゃんたちは健気で愛らしい、そしてまかないゴハンがなんとも美味しそう♡

青森の中学を卒業して、舞妓さんの見習いで祇園の花街にやってきたキヨちゃんとすみれちゃん。ふたりは幼なじみで大の仲良し。

修学旅行で目にした舞妓さんにこころを奪われ、ふたりでこの道を志すことになったのです。

でも、憧れや決意だけではどうにもならないこともあり、キヨちゃんはお稽古数ヶ月でお師匠さんに見離されることに・・・。

あわや青森に送り返される寸前に、腰を痛めたまかないさんにかわって「もしよかったら、私に作らせてもらえませんか?きょうのまかないごはん」と声をあげたキヨちゃん。それによって、キヨちゃんは尾形のまかないさんとして京都に残ることになるのです。(→予告をみる

尾形のおかあさんいわく、キヨちゃんは「お多福」のようだと。

お多福といえば、穏やかで優しい顔の女性。そしてなによりも、まわりに福を運んで幸せにするひと。

実際、キヨちゃんは手に入らないものに執着したり、羨ましがったり、人や自分を責めることがありません。

たとえ、目のまえでひとつの扉が閉ざされてしまっても、次に開きかけている扉にひらりと自然体で身をまかせることができるのです。

だから、いつでも腐ることなく、たったいま目のまえにある現実を喜びと感謝をもって受け入れて、太陽のように無条件に喜びを与えてゆきます。

そのむかし、日本が舞台の作品であってもハリウッドが制作していると、「えっ?これどこよ?」と笑っちゃうぐらいヘンテコな日本になっておりましたっけ。

今は日本人の監督さんの作品がそのまま世界に配信されるようになり、日本古来の美しさや伝統がゆがめられることなくそのまま伝わるようになりました。

世界中の是枝ファンも、ぜひキヨちゃんとすみれちゃんの花街での奮闘を見て欲しいものです。

きっと、もっと日本が好きになっちゃうはず♡ そして、親子丼や茄子の煮びたしを食べるために、日本に来ちゃうかも?!(→メイキング映像