14-05-12 じつはラッキーなわたしたち

知人に赤ちゃんが生まれました。 (^_^)/

今さらですが、赤ちゃんてデカッ!(お母さんてすごいね。)さらにあたりまえですが、赤ちゃんてスッポンポン!未知の世界にやってくるわりには何の装備もなく、ちっちゃな下着一枚さえも身にまとわないこの無防備さ。わたしたちも、ここまで手ぶらでやってきたのですね。

しかし・・・どうでしょう。「ここ」の居住年数が増えればふえるほど、わたしたちの態度ときたら・・・。

「足りない」だの、「もっとよこせ」だの、「そんなはずじゃなかった」だの、「わたしの思い通りにしろ」だの・・・。持ち物や状況やお金や人間関係に対して、日々ブイブイ文句を鳴らしています。

何ひとつ持たずにやってきて、ぜ〜んぶあとからいただいたものなのに。そんなに文句言うんだったら「全部没収!」と宣告されかねません(汗)。

いただいているものが「あたりまえだ」「そういうものだ」と思ってしまうと、人間ってどんどんわがままになっていきます。ちょっとでもそれが少なくなったり、なくなったり、変わったりすると、思いっきり文句を言ってじたばたします。「そんなはずじゃない!」と怒ります。

「でもね、あなた。スッポンポンだったのよ〜、もともとは。な〜んにも持ってなかったの」・・・「だからなくてあたりまえなのよ」と言われたら、それはごもっともなのです。

もし、すべての「借りもの」は一日一日の終わりに全部お返しするルールになっていて、また新たに翌朝支給されるとしたらどうでしょう?

わあ〜い、寝心地のいいベッドに寝てる。ラッキー!ベッドの支給ありがとうございます!
お部屋に天井があるし、窓ガラスもついてるし、カーテンまで。ありがとうございます!
お財布をあけたら、小銭が、お札までもがちゃんと入っている。ありがとうございます!
わあ〜い!水洗トイレだ、蛇口からちゃんと水もでる。ありがとうございます!
電話がかかってきた!わたしには友達も支給されてるんだ。ありがた〜い!

・・・・って、感謝が延々と続きます。なんてラッキーな人なんでしょう。

見方を変えると、とってもリッチでなんとも運のいい人に思えてくるのです。「豊かさ」の秘訣は「自分がすでに豊かであると感じること」。はい、とっても豊かに感じられるのです。

・・・・なんて、赤ちゃんの写真をながめながら考えたのでありました。あはは。

 

 

(「気づきの日記」バックナンバーはこちら: 古川 貴子/心理療法家・ヒプノセラピスト