14-06-27 “ 生きること ”は今の気持ちを大切にすること 

そろそろ今年も半分終わろうとしています・・・なんと早いこと!

わたしたちは日々の忙しさに追われ、そのあれこれに対処することこそが「生きること」になってしまっています。

でもほんとうのところ・・・それは本末転倒。

なぜかというと、目のまえの現実は「自分のこころ」が生み出した結果なので、その結果に右往左往するよりはそもそもの原因である、すべてが生みだされる「こころ」をコントロールする方がかんたんなのです。

そのためには、一日一回は静かに自分と向きあって、今の瞬間に「何を感じているのか」を感じてみましょう。その「感じていること」こそが、現実を創りだす「素」となるものです。

お風呂の中でゆったりこころを静めてみてもいいし、電車の中でもかまいません。日々の刺激の下に横たわっている、ほんとうの自分の気持ち、ほんとうに感じていること。・・・なにか他のものでごまかすことなく、ただそのまま正直に感じてみましょう。この自分のバイブレーションともいえる気持ちが、日々の色合いを決めていきます。

ほんとうはちょっと沈んでいるのに、それを一生懸命忙しさや、他の気持ちを装ってごまかしていたかもしれません。見ないふりをしていたのかもしれません。

それがそこにあるのは、「そこにあること」をちゃんと認めてあげていなかったから。だから、ずっとずっとそこに横たわっていて、そのバイブレーションで人生全体の色調を支配してしまっているのです。

ただ「ほんとうに感じていることを感じてあげる」だけで、それは終わりにすることができます。自分のこころの上にかかっていた臼雲を追いはらうことができるのです。癒してあげることができるのです。

「ほんとうに感じていること」を見つけたら、言葉をつかわずにただ「その感じ」を全身で受けとめてあげます。

「ほんとうに感じていることを感じる」ことこそが、「ほんとうに生きる」ということ。指先の細胞までがびりびりとするかもしれないし、胃のあたりがどくどくと感じるかもしれません。全身で「感じて」ください、「生きて」ください。しっかりと、今の感覚を受けとめます。

そして、わたしたちの魂は、身体は、「ほほ〜、こんなバイブレーションもあるんだね〜。なるほど。わかった、わかった。体験したからもういいや」・・・とその経験、感覚は終わりになるのです。そして、ハイつぎへ!・・.駒をすすめることができます。

ポジティブな感情に関しては問題なく全身で感じることはできても、ネガティブといわれるものに関してはついついブロックして、すぐに他の感情にすりかえてしまうわたしたち。だから、同じネガティブなものからなかなか抜けられず、繰りかえすことになります。

 

今、この瞬間の気持ちを大切に感じてあげることは、立ち止まらずに生きるうえで大切なことなのです。

今の感情を大切にすると、ずっとながらく溜まっていた潜在意識の中のジャンクな感情をお掃除することにもなり、二度と足をひっぱられなくなります。そして、本来の自分らしさとつながるスペースも広がります。本来の自分らしくなることこそが、流れにのることなのです。

さて、今、なにを感じているでしょう?思考ではなくて、こころの深いところではなにが起きているのでしょう?静かに立ち止まって、深く呼吸をして、その気持ちをそのまま受け入れてあげましょう。

 

 

「気づきの日記」バックナンバーはこちら: 古川 貴子/心理療法家・ヒプノセラピスト