たかちゃん旅日記7 好きなことしてますか?

グルジアでお世話になったNinoは、大学院の学生。Native Americanのような美しい英語を話す。民主化してまだ十数年なのになぜにここまで話せるのか不思議。(そういえば、トマティス博士いわく、ロシア語使いの人の耳は広い周波数に対応可能で、どんな言語でも簡単に覚えてしまうそうな。一方、日本語は周波数が狭いので他の言語が聞き取れないし覚えられない耳だそうです)Ninoは、社会心理学専攻。心理学系で一気に話がもりあがる。こちらでは、人材不足でセラピストは過酷な労働をしいられているとか。しかし、まだまだレベルは低いという。是非、ヒプノのレクチャーをしに来てくれと、ここでもヘッドハンティングされそうになった(笑)。日本のように自分の意志がどこかに行ってしまってにわか自動的に学んでいる学生とは対照的に、本当に学ぶ意志をもって楽しんでいる学生たち。驚くべき飲み込みの早さでスイスイものにして、世界に羽ばたいて行くのでしょうね。ふむ・・・もうちょい楽しんだほうがいいかも、日本の同士よ!

お茶の間シネマトーク

ポップでカラフル、おとぎ話のようにファンタジック・・・にもかかわらず、コワ〜イ、容赦ないストーリー展開。シビアです。過酷です。でも、この美しい映像だからこそ救われてるフシも。最後のオチにしても、ハッピーエインドなんだか悲惨なんだか・・・煙にまかれています。タイトルは「世界でいちばん不運で幸せなわたし」(チケット買うとき正しく言えるかな?)。刺激が欲しい方には、おすすめかも。でも、ああコワ。
さて、もう一本は「誰も知らない」。あのカンヌ映画祭で少年が主演男優賞をとった作品です。ポネットにロッタちゃん、クリクリにリアムなど、おこちゃまムービー全盛で、「子供さえ出しときゃ」的風潮に反発を感じておりました。で、この作品も「おんなじようなもんさ!」とタカをくくっていたのですが、ひょんなことから鑑賞のはこびに。カメラがすごく子供の目線によりそっていて、見てるまにその子と一体化してしまいます。「そうそう小さいときって、こんな細かいとこを見てたな〜。アスファルトの割れ目とか、たたみの目とか、手すりとか」そんな目線から巧みに心理描写をしているのですよね。淡々と撮っているところが、より現実味があってよかったです。

お茶の間シネマトーク

ポップでカラフル、おとぎ話のようにファンタジック・・・にもかかわらず、コワ〜イ、容赦ないストーリー展開。シビアです。過酷です。でも、この美しい映像だからこそ救われてるフシも。最後のオチにしても、ハッピーエインドなんだか悲惨なんだか・・・煙にまかれています。タイトルは「世界でいちばん不運で幸せなわたし」(チケット買うとき正しく言えるかな?)。刺激が欲しい方には、おすすめかも。でも、ああコワ。
さて、もう一本は「誰も知らない」。あのカンヌ映画祭で少年が主演男優賞をとった作品です。ポネットにロッタちゃん、クリクリにリアムなど、おこちゃまムービー全盛で、「子供さえ出しときゃ」的風潮に反発を感じておりました。で、この作品も「おんなじようなもんさ!」とタカをくくっていたのですが、ひょんなことから鑑賞のはこびに。カメラがすごく子供の目線によりそっていて、見てるまにその子と一体化してしまいます。「そうそう小さいときって、こんな細かいとこを見てたな〜。アスファルトの割れ目とか、たたみの目とか、手すりとか」そんな目線から巧みに心理描写をしているのですよね。淡々と撮っているところが、より現実味があってよかったです。

たかちゃん旅日記6 先生、たじたじ・・・

アルメニアにしろ、グルジアにしろ、ホントにこっちの若者は熱心に、かつ楽しんで勉強してますね〜。それに、みんな自分の夢がある!つべこべ言わずにその夢に猛進している感じがさわやかです。アルメニアでは、にわか日本語教室の先生に。小学校低学年ぐらいから20代のお姉様方まで年齢層・レベルは様々で、ひとつの教室に学んでいます。それが侮れないのですね〜、まったく。川端康成の「雪国」を読んだばっかりだとか、北野ムービー「Dolls」をみて泣きましたとか。極めつけは、「終始」と「始終」の違いはなんですか?という質問(冷汗)。ねぇ、いったいどう答えます?それに謙譲語に尊敬語に、ちゃんと使い分けているのです。教材がほとんどないにもかかわらず、日本人の使う英語レベルよりもはるかに素晴らしいです。Native日本人とふれあう機会がないとのこと、しっかり日本語学校の先生にスカウトされてしまいました。でも、こんな熱心な生徒たちだったら先生も幸せだね。(たかちゃん、もしやヤル気になってる??)

たかちゃん旅日記5 一体化していると、ついに感覚が麻痺します

何と言ってもアルメニアに来て心安らぐのが人の暖かさ。滞在中お世話になったVarditerさん(薔薇の花びらという意味だとか)は、名前にたがわずそれは美しく聡明で日本人たじたじのおくゆかしさと気配りの達人でありました。(日本テレビにもアルメニア美人として出演した経験あり)また、ホテルでもダイニングに行くと給仕さんたちがかわるがわるやって来ては「アルメニアのフルーツを召し上がれ」とか「伝統的なパンをどうぞ」とずいぶん可愛がられた。(子供だと思ったの?)訪れた先はどこででも、それは暖かく人なつっこく歓待されたのでした。人と人が生活していれば、こういうふれあいじたいが自然なことで、逆にそこから自国をながめると「日本はいったいどうしてしまったの?」と不安になる。街で視線があってもガンをとばされ、ぶつかられても返って来るのは暴言だったり、この余裕のなさ。もちろん私を含めてのことですが、なんだかすごくヘン。どこか感覚が麻痺してしまっているような。これからの日本を背負って行く若者・中年はもちろん、老年のみなさん、もっともっと世界を見てみましょうよ!なくしてしまった宝物にいっぱい遭遇しますよ。

ブドウ糖、がっつりチャージ!

その昔、ハワイのモアナサーフライダーズホテルの英国式午後Teaが話題で、わざわざお出かけしてテラスでいただいた記憶があります。ぎょうぎょうしい三段重ねのトレイにスコーンやらサンドイッチ、ケーキが山もりで、動けないほどの満腹しか覚えていませんが。日本ではこのスタイル、あまりお目にかかりませんが白金のマリナ・ド・ブルボン、ここのハイティーは本格的ですよ。紅茶の種類もかなりなもので、私のチョイスはコリーヌというバタースカッチ&ナッツ風味。ミルクティーにすると美味。で、問題のトレイなのですが、目の前に運ばれてきて雄叫びをあげてしまいましたね〜。そのおそろしいほどの気っ風の良さに!中皿程度の大きさで、まず一の重が季節の果物5〜6種類とシャーベット(なんと柿)。二の重は、パンプキンプリンにティラミス、ガトーショコラ。そして、クッキー、ガレット、フィナンシェ、パウンドが惜しげもなくもられたお皿がもう一つ。ねっ、すごいでしょ〜。ポットのお茶こみで、ナント1575円なり。どっからどう手をつけていいことやら!さすがの私も、食べ終わった直後は「今後一週間、甘はいらな〜い」というほどでした(すでにもう食しておりますが)。甘い物に身体をはりたいとき、是非おためしを!

たかちゃん旅日記4 見つけちゃった!アルメニア美女の秘密

エレバンの街角で、若い女性がプラスチックカップの真っ赤な飲み物を口にしている。あれは何?歩道に点在するジュース売りを注意深く見てみると、ザクロがボールいっぱいに入っていた。おおっ、日本でも大人気、女性ホルモンの宝庫ザクロジュース!早速、小さいカップで一つご所望。数十円なり。二つ割にしたザクロを手動の絞り器にはさんで力まかせにプレスする。ザクロは皮には果汁がなく中味のプツプツしたところをしぼるので、なかなか汁がたまらない。もし、大きなカップで注文していたら、いったいいつ出来あがることやら気の長い話だ。絞るそばから、ザクロかすをぽんぽん豪快に捨てて行く。この注文分でも相当な労力!で、お味は?これが、すっすっ、すっぱぁ〜〜〜い。きゃ〜きゃ〜言いながら、それでも残すものか!と、一滴残さず飲みほしました。日本でこんなジュースを注文しようものなら、コストはきっと数千円。(ザクロ、丸ごと5〜6個分)しっかし、きっとバストアップ、美肌効果はてきめんのはず。日本に戻るまでキープできそうにありません。ご覧に入れられないのがなにより残念!

たかちゃん旅日記3 二度楽しめる到着の仕方

モスクワでのトランジット6時間待ちのうえ、さらに数時間のフライト。爆睡につきドリンクサービス、機内食ともにまったく記憶にございません。ようやくアルメニアのエレバンに到着したときは、すでに午前3時半。朦朧とした頭でなんとかビザの申請を終え、お金も両替。(いったいこの$20分はどのぐらいの価値があることやら)ホテルへの車中、ラスベガス通りというカジノの並ぶ大通りをすぎる。人っこ一人見あたらない。日本のさびしい国道の風情。ところどころ電話ボックスほどのガラスばりの箱があって、大きな花束があかあかと照らし出されている様子がみょうにシュール。花屋さんか?街の中心部には広場があり、巨大な石造りの建物がライトアップされている。そう、エレバンは石の街だとか。夜遅く見知らぬ街に到着する楽しみは、翌朝明るくなってびっくりさせられること。気温や日差し、街の匂いに人々の顔。ぐっすり眠って、翌朝ホテルの窓から改めて街にご挨拶いたしましょう。幸いホテルは大快適の大当たり!

めざせカタギのニッポンジン!

毎年この時季は、お外で過ごしたくなります。きょうにいたっては、ようやくの青空。それに、数日前からそこはかとなく金木犀の香りも。空気が甘い香りにつつまれて街中にあふれる季節、部屋からとびだしてパソコンをおともにオープンカフェへ。あんがいこんな心地いい季節は短いのが日本。でも、移り変わる季節があるからこそ、とても愛おしめるのです。アルメニアやグルジアは、夏は50度ちかくまで気温が上がり、冬は冬でマイナス40度。こんな過酷な気候の中で暮らす人たちにはそれなりの生命力や潔さがみてとれるし、かたやこんなやさしい風の吹く日本に暮らす私たちは、やっぱりたおやかで繊細に物事を感じられる感性が自然に育っているのだな〜とひしひしと感じます。ムリに外国人ナイズするよりも、日本人は自信を持ってもっともっともっともっと日本人であっていいな〜と思うのです。

たかちゃん旅日記2 8年ぶりにランキングに異変あり!

機内食って、すこぶるシンプルになりましたね。以前は、チーズにクラッカー、チョコに間食のアイスまで、ブロイラーチキン的危機感がいっぱいだったのに。今回、モスクワで乗り換えてエレバンまでアエロフロートの旅。Aフロートといったら、ボロくて危険なエアラインの代名詞。赤銅色の時代がかったアメニティグッズといい、暗いロシア音楽のサービスといい、怪しさ満点。しかし、ここ2〜3年ですこぶるモダンでクリーンなイメージにアップしておりました。他の外資のエアラインとまったく変りません。(どうりで連日予約が満席)旧ソの暗い雰囲気は払拭され、ブランケットと枕はblueとorangeでセンスよく、映画だってハリーポッターとトロイだし。ただね、スペースの狭さに辟易。男性や足長の若人はさぞ窮屈なことでしょう。そう、特筆すべきは機内食のおいしさ!(以外でしょっ?!)サーモンのサフランライス添えのおいしかったこと。トレイも通常より一回り大きく食べがいも十分。搭乗前に中華街の美味なる蒸しパンを平らげていたにもかかわらず楽々完食!今までは、一位がヴァリグエアのステーキ(こんなおいしいステーキはじめて!)で、二位がラウダエアのローズマリー風味平目のムニエルとポテトだったのですが、新たにAフロートを1.5位(?)に格上げいたしましょう。「たかちゃん機内食ランキング」が久々に塗り替えられた記念すべきフライトでした。