21-12-21 こころの押し入れもキレイにね!

 

まんぱいの押し入れは、扉をあけるたびに何かが転がりだします。

見て見ぬふりをして、静かに元に戻してしまいますか?

あるいは元に戻さず、それをとっておくべきか、捨ててしまうべきか、見定めますか?

この見きわめこそが、断捨離をするときのポイントでもあります。

ちゃんとそれと向きあって、自分にとっての重要性を決めなければなりません。

こんなふうにいっぱいになった押し入れのように、私たちも日々ぱんぱんになったこころからさまざまなものが転がり落ちてくるのを目にします。

転がり落ちてくるものとは、自分の目のまえに現れでるさまざまな出来事のこと。

これらはこころのなかにためこまれた「想い」というストックから外側にこぼれて出て、形をあらわしています。

ぱんぱんの押し入れから飛びだしたもののように、日々、目のまえの出来事として遭遇するわけです。

そして、押し入れのジャンクと同様、私たちはその目のまえの出来事を「何ごとも起きていないぞ!」とばかりに無反応を装いふたたびこころに押しこみます。

その結果、ふたたびこころのなかに温存されることになります。

つまり、目のまえで起きていたことの原因はそのままこころにキープされ、またいつか同じ形で、あるいは違った形で問題として姿を現します。

押し入れから飛びだしてきたもののように、こころから飛びだしてきた出来事も、ほんとうは私たちに断捨離の決断を迫っているのです。

「ほんとうにいるの?」「それとも、もうきっぱりいらない?」
「このまま、静かにもとに戻しておくの?」「それとも、金輪際サヨナラする?」と。

サヨナラしなければ、それらはひたすら溜まってゆくばかり。その結果、さらに混沌としたものとして外の世界に映しだされることに・・・。

断捨離のコツは、「これは私にとって重要か?」「それとも、キッパリと手放すか?」というひとつひとつに対する決断が重要なのでした。この「いるかいらないか?」の認識があいまいだと、お片づけはまったくすすまなくなります。

こころのおそうじも同じです。

せっかく目のまえに問題として飛びだしてきて、それを見せてもらっているのなら、いまこそ取捨選択のチャンスがやってきたことに気づきましょう。

「私はまだこの同じ問題をやり続けるつもりなのか?」「それとも、もうキッパリと手放して、新しい自分になる?」

廃棄するときめたのなら、決して無反応で通り過ぎようとしてはなりません。

しっかりと向きあって、見定めましょう。

「私は過去にはこれを自分を守るための道具として大切にしてきたかもしれない。けれど、今の私にはもうこのような自分を傷つける防具は必要としない」「同じことをくりかえすのはゴメンだ!」「ただ自分にはふさわしくない、と私が認めれば、私は自由になれる」と決断しましょう。

すでに役にたたなくなった想いを、こころのゴミ回収業者に渡してしまいましょう。(回収業者は、高い自己であるハイヤーセルフです。)

私たちがするべきことは、間違った想いのすべてを今は必要のないゴミであると認識して、業者さんに引き渡すこと、ここまでです。あとは、自動的に回収されていきます。

こころにある「うんざりするような想い」にため息をついて、またこころの押し入れに戻すのではなく、この年末は是非こころの押し入れの断捨離にも気を配ってみましょう。

とくに、忘れさられている天袋の存在。そう!天袋って、正体不明なものがじゃんじゃん詰まっている場所です。

それってどこにあるの?って?!

「私は知らないわ、誰かのせいでしょ?」「私は被害者なのよ!」と思うようなことが目のまえにふってくるときは、いつだってこのこころの天袋から落ちてくるようです。

目のまえに落ちてこない限り、なかなかお片づけってできないものなのです。

だからそんなことに遭遇したら、素直に「すべて私でした・・・」「私が私にしていました」と認めて、片づけてしまいましょう。

清々しい年末年始を♪

 

 

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